この赤と黒の日本の紬絹について

着物と羽織のセットのために作られた未使用反物から、日本のビンテージ紬を使用した枕の柄です。昭和(1926〜1989年)中期から後期のものです。技法:織り。色は黒と赤の濃淡。紬絹の起源は、農家の人たちが最高の絹を市場に出荷した後に残った繭を利用していたことにあります。繭から糸を採取し、手で糸(つむぎ)を引いて糸を紡ぎ、自分や家族のために着物を織っていました。織物を織る前に、糸がほつれないように糊をつけて滑らかにします。その結果、手触りがシャキッとした生地になり、着ているうちに柔らかくなり、時間が経つにつれて持ち主の体に馴染んでいきます。また、紬の特徴として、小さなコブがまばらにあり、素朴な風合いを醸し出しています。つむぎの生産は、日本のほぼすべての都道府県で重要な地場産業となりました。特に有名なのは結城、大島、久米島、十日町の紬ですが、他にもいろいろな紬があります。現在では非常に高価なものとなっていますが、つむぎを使った着物は、自宅での集まりや買い物、旅行、友人との訪問などで着用されています。
参考文献
ダルビー ライザ・クリフフィールド、着物とファッション文化、エール大学出版局、1993。
山中 典士(やまなか のりお) 着物の本:スタイルと着こなしの完全ガイド、講談社インターナショナル、1982年。